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へもでもできるもん

\新章/もしかして認知症?無気力、物忘れ…母の異変に気づいた娘

現役のケアマネジャー「へも」の周りでおこる出来事を、本人が描きおこします。
米輪うめさん(87)は、これまで散歩をしたり、大好きな料理をしたりしながら、一人暮らしを続けてきました。同じ市内に住む長女の団子さんも毎日、訪ねてきてくれています。そうしていたところ、ある時、団子さんがうめ子さんの異変に気づきます。母が認知症かもしれないと思った団子さんは、病院に連れていこうとしますが…。新章のスタートです。

米輪うめさん 87歳 一人暮らし
同じ市内に住む長女三田団子さん(専業主婦)は毎日、母の家を訪問している「お母さん、ごはんを持って来たよ」「うん」
うめさんは最近、物忘れが多くなっていた『あれ・・・なんだか焦げ臭い』ぐつぐつぐつ
「お母さん!! 火つけっぱなし!!」「え」
『お母さんの物忘れが日に日に悪化している・・・』「あれ? 財布をどこに置いたかな・・・」「ゴミの日よね。今日は火曜だっけ?」「日曜よ」
『以前は頑張っていた散歩もしなくなった・・・大好きだった料理もほとんどしなくなった・・・やれば火をつけっぱなし・・・』
『物忘れが多くて、無気力・・・これって認知症ってやつ? 1日中ぼーっとしてるし・・・そうだとしたら・・・病院に連れて行かないと!!』
『でも、どうやってお母さんを病院へ連れて行こうか・・・「認知症かもしれないから病院へ」なんて言ったら拒否されるだろうし』さて団子さん、どうする?

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