『おばあちゃんのあかね色』
なかまぁる編集部
【この作品は…】
児童文学作家・楠章子さんの、20年以上に渡る自身の介護体験から思う「認知症との共生」を描いた物語です。その人がその人らしくいられるように、周囲の人にできることってなんだろう?と、考えるきっかけを与えてくれる児童書です。
【あらすじ】
おしゃれ好きの杏が大好きな、優しくておしゃれなおばあちゃんが認知症に。ちょっと前のことはすぐに忘れてしまうし、ちっともおしゃれではなくなった姿に杏は戸惑いますが、共通の趣味である「おしゃれ」を通して、おばあちゃんが、おばあちゃんらしくいられるにはどうしたらよいのか考えていきます。
【著者は…】
- 楠章子(くすのき・あきこ)
- 1974年生まれ。毎日児童小説・中学生向きにて優秀賞受賞。2005年『神さまの住む町』(岩崎書店)でデビュー。『ばあばは、だいじょうぶ』(童心社)で青少年読書感想文全国コンクール・課題図書・小学校低学年の部に選定、児童ペン賞童話賞を受賞、のちに映画化。「森のちいさな三姉妹」シリーズ(Gakken)など作品多数。
- あわい
- 1981年生まれ。イラストレーター。web広告、書籍の挿画や挿絵などを手がける。主な作品に『ゆびのすうじ へーんしん』(齋藤陽道・作、アリス館)、『もしもわたしがあの子なら』(ことさわみ・作、ポプラ社)、「【ジュニア版】青空小学校いろいろ委員会」シリーズ(小松原宏子・作、ほるぷ出版)など。
【書籍データ】
- タイトル:『おばあちゃんのあかね色』
- 著者:楠章子(くすのき・あきこ)/作、あわい/絵
- 判型:A5判
- 頁数:96頁
- 価格:1,500円+税
- 発売日:2024年11月30日
- ISBN:9784333029310
- 発行:佼成出版