『その朝は、あっさりと』
なかまぁる編集部
【この作品は…】
父を看取るまでの20日間。老いや死も庶民の視線で見捨てない、温かさに満ちた一茶の句が、父を、そして周囲の人々を励まし続けます。長寿社会という「最先端」の時代を生きる私たちの道しるべとなる、老衰介護看取り小説です。
【あらすじ】
元教師の恭輔は80代後半には認知症になり、骨折をきっかけに4年前からは在宅介護となりました。96歳で息をひきとるまでの20日間、家族や介護者はどのように備え、誰にもひとしくやってくる最期をどのように迎えるのでしょうか。そしてその日は信じられないほど「あっさりと」やってきたのでした。
【著者は…】
- 谷川直子(たにがわ・なおこ)
1960年、神戸市生まれ。2012年『おしかくさま』で第49回文藝賞を受賞。他の著書に『断貧サロン』、『四月は少しつめたくて』、『あなたがはいというから』(いずれも河出書房)、『私が誰かわかりますか』、『愛という名の切り札』(いずれも朝日新聞出版)など。
【書籍データ】
- タイトル:『その朝は、あっさりと』
- 著者:谷川直子(たにがわ・なおこ)
- 判型:四六判
- 頁数:196頁
- 価格:1,700円+税
- 発売日:2024年8月7日
- ISBN:978-4-02-251996-2
- 発行:朝日新聞出版