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甘い香りでおいしい滝のバイキングを満喫@仙台~BLGの活動報告

チョコレートフォンデュタワーバイキング
チョコレートフォンデュタワーバイキング

認知症の人と「ともに生きる拠点づくり」を進める100BLGは、同じ思いを持つ全国各地の事業所とともに「学び合いのプラットフォーム」となるネットワークをつくっています。各事業所は、それぞれの土地柄や文化に合わせたかたちで運営されています。今回は、宮城県仙台市にあるBLG仙台(医療法人社団清山会 みはるの杜診療所)からの報告です。

BLG仙台の鹿嶋です。
2月といったらバレンタイン!!
メンバーの皆さんとクッキー作りや、チョコレートフォンデュタワーバイキングを行いました。

クッキーの生地を練り、好きな型を使い形にしていきました。男性のメンバーさんも初めは遠慮がちでしたが、いざ目の前に生地が運ばれてくると「こうやればいいのか?」と職員や他のメンバーさんに確認しながら取り組んでいました。やり始めるとまんざらでもない様子で、次々と型抜きする姿が見られました。

クッキーの型抜き
クッキーの型抜き

クッキーが焼き上がると、皆さんでチョコレートフォンデュバイキング開始!!
果物や皆さんで作成したクッキーなど、それぞれが好きなものを選びチョコレートでコーティングをしました。
タワーからチョコレートが流れているのを見て「すごい!! チョコレートが滝のように流れている!!」と驚かれるメンバーさんがたくさんいらっしゃいました。チョコレートを付けるのを待ちきれずそのまま果物をほお張る方や、これでもかというくらいチョコレートの中をくぐらせる方、中には何度も列に並び「これ、おいしかったわよ」と後ろに並ぶメンバーさんに宣伝してくれる方もおりました。

その場で口に運ばれる方もいました
その場で口に運ばれる方もいました

皆さんそれぞれの個性がイベント自体を盛り上げてくれました。ホール内は終始チョコレートの甘い香りに包まれ、メンバーさんもスタッフもバレンタインイベントを満喫しました。
新型コロナウイルスやインフルエンザが再び流行してきましたが、それらに負けずにこれからもメンバーさんと日々の日常を大切にしていきたいと思います。

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