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アンガーマネジメントから始まるケア

自分と考え方の違う人への捉え方を変えられると自分が楽になる――アンガーマネジメントを一緒に学びませんか

アンガーマネジメントといっても、私たちの日常生活、職場、家庭、コミュニティといった実践的な場面に落とし込んだとき、どのようなことを学んだらいいのか知りたい人が多いと思います。12月25日に開かれる「project50sセミナー」で講師の田辺有理子さん(横浜市立大学医学部看護学科講師)と一緒に学んでみませんか。25日は午前の部では、職場、家庭、コミュニティといった日常生活におけるアンガーマネジメントについて一緒に考えていきます。

自分の中のマイナス感情を整える

アンガーマネジメントは自分自身のことを考えていく、自分自身の感情と付き合っていくためのトレーニングです。自分がどういうふうに自分の感情を選んでいくのかという、根っこにある考え方をお伝えしたいと思っています。

今日の朝、私は仕事の予定が繰り上がったので、バタバタしながら車を運転して来ました。その途中、前の車が結構ゆっくり走っていたので、このペースだと遅刻するかもと思って私はちょっと焦ってしまったのです。

こうした出来事に対して、人によって捉え方が違うことがあります。もし、ゆっくり走っている前の車のご家族なら安全運転で安心できると思うかもしれません。そうすると多分イライラすることもないと思います。

出来事や状況が私たちを怒らせているわけではなく、物事の捉え方が私たちの感情を決めていると考えてみるといいと思います。私の場合、うわぁどうしようって思いながらも、これって他の人ならきっと捉え方が違うんだろうなと考えながら、その車の後ろを走っていたら、そのうちに車は別の方向に曲がっていきました。

この件は、私がもう少し早く家を出ていれば良かっただけのことなのですけれど、余裕がなくて、慌ただしく、自分の中に焦りがあったり、仕事に追われたりしている感じがありました。

マイナス感情とか、自分の中に溜め込んでいるものがあると、同じ状況に対してもイライラしやすくなることがあります。日頃から自分のこころと身体の状態を整えておくと、少しご機嫌に過ごせるようになると思います。

しかし、毎日絶好調とはいきません。特に50代、60代と年齢を重ねていくと、体調がちょっと優れなかったり、疲れが出やすかったり、寝不足だったり、身体的な不調を抱えることもあります。また、悩みがあったり、気持ちに余裕がなくなったりすることもあります。自分の感情を整えていくことについて、午前のセミナーでは話していきたいと思います。

コミュニケーションが上手になるために役立つことがある

「アンガーマネジメント」という言葉をなんとなく聞くけど、詳しくは知らないという人が多いと思います。

また、怒ってはいけないことだと思っている人は、自分を苦しめてしまっていることがあります。

家庭内でのイライラはパートナーだったり、子どもだったり、介護している親だったり、毎日顔を合わせている人が怒りの対象になりやすいものです。それ自体は自然なことで、そこを怒っちゃいけないと考えていると、本当に毎日が大変になってしまいます。

お仕事をしている中でも、チーム、同僚、後輩といったように一緒に働いている身近な人に対してイライラすることもあるでしょう。家庭内でのイライラと共通している部分もありますが、関わりの中でどう対応していったらいいのかを考えられたらいいと思います。そのあたりができるようになると、自分の感情のコントロールだけでなく、コミュニケーションが上手になるために役立つことがあると思っています。

そして社会の中にあるさまざまなコミュニティですね。私も先日、自治会のイベントがありました。私は看護師として、地域の医療福祉の活動やボランティア活動もしています。社会で生活をしていく中で、地域の中で何か役割を担わなくてはいけなくなることがあると思います。積極的に役割を担う人もいれば、敬遠している人もいて、考え方が人それぞれに違うと思うんですよね。積極的に役割を担っている人は、協力してくれない人にイライラすることもあるでしょう。

しかし、そういうコミュニティにあまり参画していない人は、やりたい人がやればいいというふうに思っていたり、考え方が多様だったります。自分と考え方の違う人に対する捉え方を変えられると、自分が楽になることがあります。
こうしたことをセミナーでは一緒に考えてみたいと思います。

【終了しました】

◆講演に関する詳しい内容は下記のバナー(https://project50s1seminar.peatix.com)をクリックしてください。

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