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認知症、はじめました。

♪あんな未来こんな夢…いっぱいあるようです 認知症、はじめました

レビー小体型認知症の父親をもつイラストレーターが、日々のエピソードを漫画にしました。入院した父親を見舞いに行くと、おむつ替えの時間に。「見なくていい」という父親の言葉に、あわてて病室を飛び出したひわさんでした。

認知症、はじめました185_こぼればなし65「未消化」
病室に戻りすこし父の話をきいて「いろいろこれから執筆しますので」「うん」
帰宅『なんかなー、また理想の未来語ってたな』
昔から思いついたやりたいことを無邪気に放言する父「いろんな地方を2年ごとに移住したい」「芥川賞とりますから」
つい『どうせやらないのよねー』と思ってしまう もや・・・もや・・・
いわば「口だけ番長」・・・ 「やるぞ、やるぞ」
やりたいことを考えるだけで楽しくなれるんだし「あんな未来、こんな未来」
それはそれでいいじゃないか 『受け入れる度量を持ちたい』 自動改札ピッ
自動改札バーンと閉まる「あう」まだちょっと無理みたい

認知症、はじめました。つづく……

次の回〈186〉のお話:本の見出しと甘い言葉 書店で見えた相関関係

前の回〈184〉のお話:父のおむつ替えがもたらした、胸キュン物語

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