『「できる」と「できない」の間の人』
なかまぁる編集部
【この作品は…】
レビー小体型認知症という「誤作動する脳」を抱え、長いトンネルから這い出てきた著者が、老い、認知症、そしてコロナ禍と向き合う日々を綴ったエッセイ集です。
【あらすじ】
病気や怪我、老いなどで「できていたことができなくなる」ことがあります。誰もが、できるとできないの間で迷ったり、不安を感じたりしながら生きています。でも心配はいりません。できない困りごとは、周りの人に伝えて助けてもらえばいいのです。笑って読めてほっとする、脳の困りごととケアをめぐるエッセイ集です。
【著者は…】
- 樋口直美(ひぐち・なおみ)
- 文筆家。50歳でレビー小体型認知症と診断され、多様な脳機能障害、幻覚、嗅覚障害、自律神経症状などがあるが、思考力は保たれ執筆活動を続けている。著書に『誤作動する脳』(医学書院)など。2015年にブックマン社から出た『私の脳で起こったこと』で日本医学ジャーナリスト協会賞優秀賞を受賞。
【書籍データ】
- タイトル:『「できる」と「できない」の間の人 ——脳は時間をさかのぼる』
- 著者:樋口直美(ひぐち・なおみ)
- 判型:四六判
- 頁数:216頁
- 価格:1,500円+税
- 発売日:2022年4月19日
- ISBN:978-4-7949-7308-5
- 発行:晶文社