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もっとここに居たい~DAYS BLG!の活動報告

なかまぁるは、それぞれの「私」が、自分らしく生き続けていくための情報をお届けします。DAYS BLG ! の連載コラム「もっとここに居たい」です
雪が降った次の日も習慣になっている洗車をします

2022年も1カ月が過ぎ、私たちDAYS BLG!(以下、BLG!)は、メンバーさんの他事業所への移行や入院などの出来事がいくつか重なり、バタバタしつつも変わらぬ日常を過ごしています。

今回はあるメンバーさん(以下、Aさん)の何げなくつぶやいた一言について書きます。

BLG!ではメンバーさんをご自宅にお送りする前に、1日の振り返りの時間をとっています。この時間は、本人を含めメンバーさんそれぞれが1日どんなことをしたのか共有することが目的です。1日の活動を覚えているかは重要ではありません。

こちらからの「今日の活動は何をしましたか?」という問いかけに対して、Aさんはここのところ、活動を思い出せないのか、適切な単語が見つけられないのか、「あれだよ」や「それそれ」と指示語で答えることがほとんどでした。
しかし、今年になってからというもの、お昼に食べたものを覚えていたり、指示語を使わずに懸命にその日の活動を思い出そうしたりするなど、前向きな変化がありました。

ある日そんなAさんをお自宅にお送りする帰りの車で、Aさんが一言
「もう1時間いたいな」
と、つぶやきました。
「もう1日BLG!に来たいということですか?」
と聞くとAさんが答えます。
「そうそう。それが良いよね。」

Aさんは、その前の週に、臨時のご利用でいつもより1日多くBLG!に来ていました。
その週を経験し、「もっとここに居たい」と思ってくれたのだと思います。

私たちもここ最近のバタバタの中、寂しさや無力感、力不足を感じていた時でした。
そんな時に、私たちがメンバーさんの力になれていること、BLG!が必要とされていることを感じさせてくれたAさんの一言にとてもうれしくなりました。

私たちは、認知症の人と「ともに生きる拠点づくり」を進めるために2019年から、同じ思いを持つ事業所とともにネットワークをつくり、学び合いのプラットフォームにしていく「100BLG」の活動をしています。東京・町田市にある、ここのBLG!はお手本のように扱ってもらうことも多いですが、私たち自身まだまだなことも多いです。もっと頑張ろうと思うことができた、そんなエピソードでした。

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