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帰省時がチャンス! 確認しておくべき親の情報 アンケート結果発表

話し合いをしている親子

実親の好きな食べ物や趣味については、子どもの半数以上が明確に「知っている」と答えたものの、総資産については3割弱――。なかまぁる編集部が行った「実親の重要な情報に関するアンケート」の回答からは、実親に関わる情報について子どもとの間で共有できているものと、できていないものが見えてきました。これまでの病歴やアレルギー、延命治療が必要になったときの親の意思などは、突然の入院や事故の際に必要となる情報です。年末年始に実家に帰省される方もいることでしょう。親子で話し合ってみてはいかがでしょうか。
アンケートは1117日~127日に実施し、123人の方から回答をいただきました。アンケートの結果をご報告します。

「実親とどのくらいの頻度で会っていますか?」という質問に対しては「1カ月に数回」「半年に1回」がそれぞれ16%、「1カ月に1回」が15%で、ほぼ同じ割合。そのほか「同居している」が25%いました。「その他」と回答した人々の内容を見ると、普段ならば定期的に会っているのだけれど、コロナ禍で会えていない、回数が減っているという人が複数いました。

実親と主に話す手段を尋ねたところ、6割超は「直接会って話す」。「ビデオ通話」は約1割でした(%は、小数点以下を四捨五入しています)【実親と主に話す手段は何ですか?】直接会って話す64%、電話(声のみ)20%、ビデオ通話12%、その他4%(%は、小数点以下を四捨五入しています)
実親と主に話す手段を尋ねたところ、6割超は「直接会って話す」。「ビデオ通話」は約1割でした(%は、小数点以下を四捨五入しています)

「実親と主に話す手段」についての問いに対しては、6割超が「直接会って話す」と答えました。次いで、「電話」が2割。最近、急速に広がっている「ビデオ通話」については、活用しているのは1割強でした。

総資産や保険の加入状況 約2割が「全く知らない」

病気や好きな食べ物・嫌いな食べ物、趣味に比べて、総資産について「知っている」と答えた子どもは大幅に少なかった。【実親についてどれだけ知っていますか】<知っている>趣味55%、好きな食べ物・嫌いな食べ物53%、これまでにかかった病気やケガ63%、総資産27%、<なんとなく知っているが詳しくは知らない>趣味38%、好きな食べ物・嫌いな食べ物42%、これまでにかかった病気やケガ35%、総資産50%、<まったく知らない>趣味7%、好きな食べ物・嫌いな食べ物5%、これまでにかかった病気やケガ2%、総資産23%(%は、小数点以下を四捨五入しています)
病気や好きな食べ物・嫌いな食べ物、趣味に比べて、総資産について「知っている」と答えた子どもは大幅に少なかった

様々な項目について、実親についてどれだけ知っているかを尋ねたところ、「趣味」「好きな食べ物や嫌いな食べ物」「これまでにかかった病気やケガ」「現在治療中の病気やケガ」については、明確に「知っている」と答えた人が5~6割強に達しました。一方で、「総資産」や「加入している保険」について「知っている」のは3割前後に減り、「なんとなく知っているが詳しく知らない」が半数ほどを占めました。「まったく知らない」人も2割に達しました。

延命治療の意思確認の有無は半々

延命治療の意思確認の有無は半々【実親に延命治療などが必要になった際の、本人の意思を確認していますか?】確認している51%、確認していない49%(%は、小数点以下を四捨五入しています)
延命治療の意思確認の有無は半々

突然の入院や事故の際に必要となるのが、延命治療に対する親の意思。「確認している」が51%、「確認していない」が49%で、ほぼ半々の結果となりました。「確認している」と答えた人に、具体的な内容としてどのようなことを確認しているかを尋ねると、「人工栄養(胃ろう)」が19%、「人工呼吸器」が16%、「人工透析」が7%でした。「延命治療はすべて」が41%。「その他」の中には「本人がノートに書いています」といった答えもありました。
治療に関係してくる「アレルギー」について、「知っている」は20%、「なんとなく知っているが詳しくは知らない」が15%、4%の人は「まったく知らない」と回答しました。そのほか61%は「アレルギーはない」とのことでした。

終のすみかについて「確認していない」 3割強

終のすみか「確認していない」3割超【実親が希望する「終のすみか」を確認していますか?】自宅54% 介護・福祉施設8%、病院5%、確認していない33%(%は、小数点以下を四捨五入しています)
終のすみか「確認していない」3割超

「実親が希望する『終のすみか』を確認していますか?」という問いに対しては、「自宅」が54%と圧倒的に多く、「介護・福祉施設」は8%、「病院」は5%にとどまりました。一方で、「確認していない」も33%に上りました。

ここまでは、実親について質問してきましたが、最後に義理の親がいる人に対して、「これまでの回答は、義理の親にも当てはまりますか?」と尋ねたところ、「当てはまる」は65%、「当てはまらない」は35%という結果になりました。

なかまぁるでは、このアンケートに答えてくださった人や有識者への取材を進めています。後日、詳細記事を公開予定です

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