お給料日と即席認知症サポーター養成講座
こんにちは、さとうみきです。
本日は久しぶりにDAYS BLG! はちおうじ(以下、BLG! はちおうじ)のメンバーさんのお給料日に立ち会いました。
BLG! はちおうじ代表の守谷卓也さんからねぎらいの言葉とともに手渡される「お給料袋」。
メンバーさんは照れながらもステキな笑顔!
見守るスタッフも「お疲れさまでした〜」とみんなうれしい笑顔に。
BLG! はちおうじはただ「働く」ではなく
「ハタラク」を通して、地域とつながり、
仲間とともに行う活動を通して、人とのつながりをつくっていきます。
メンバーさんの多くは受け取ったお給料をその場で開封しません。
伺ってみると…
「かみさんに渡すんだ」
「女房と一緒にごはんでも食べたいね〜」
メンバーさんのいつもより増してステキな笑顔は、
毎回わたしにとっては鳥肌が立つくらいに何とも言えないうれしさを分かち合える瞬間です。
そして
この日は、久しぶりに新しい4人の小学生も駄菓子を買いに来てくれました。
話を聞くと、ひとりの女の子が近所に住んでいて、BLG! はちおうじの駄菓子屋さんを知っていたようです。
その女の子がお友だちを連れてきてくれました。
みんな、お小遣いの100円を握りしめて
あいにく、そのときは店長のメンバーさんは外出中でした。
わたしが対応したものの
お会計の金額をわたしが覚えていない…
側にいたスタッフに力を借りてお会計し、スタンプは2倍にサービス!
喜ぶ女の子たちにわたしまでワクワク。
買い物が終わっても
廊下で守谷さんの愛犬でもあり、
BLG! はちおうじのメンバーにもなっているトイプードルの「カツオ」にみんなが「かわいい~」の声。
カツオは、元保護犬で、初対面の人には警戒心があり
なかなか初めて会った子どもたちの近くに寄ることが出来ません。
わたしはカツオの代弁者かのように
元保護犬であることを女の子たちに話をしました。
そして、「また来たい!」と言ってくれた女の子たちに、
わたしから即席認知症サポーター養成講座?!を始めました。
「みんなは、認知症って知っている?」
女の子たちは
「はい、知っています。忘れたり、迷子になったり」
子どもたちは「徘徊」ではなく「迷子」と表現してくれました。うれしかった。
「そう! 迷子になったり、もの忘れもあったりするけれど、そのほかに物がゆがんで見えるので足元がゆっくりになったり、疲れやすかったりもするよ」
「でも、ゆっくりでも出来ることはまだまだあるんだよ」
「わたしも認知症なんだよ〜」
女の子たちは
「えーっ、そうなの!?」
「おじいちゃん、おばあちゃんだけが認知症になるんじゃないだ」
「ここのおじいちゃんたちも認知症だから、今度から駄菓子を買いに来てくれたら、
計算のお手伝いが必要そうだったら、自分たちで計算して伝えてね。
袋に詰めるのもゆっくりかもしれないけど、待ってあげてね」
女の子たちの表情は真剣そのものでした。
わたしは初回だし、もっと伝えたいとの想いがありましたが、子どもたちは帰る時間になりました。
「また来るね〜」
「木曜日はスタンプ倍なんだー」
また来てくれると期待し、少しずつ伝えていけたら素敵だなと思いを巡らせました。
メンバーさんがきれいに塗り替えたベンチに座って
しばらく女の子たちの様子をチラチラ見ながら
次に来てくれたら、どんな話をしてみようかなぁ……と。
女の子たちと次の再会を約束して、「駄菓子屋さんを友だちに伝えてね〜」と伝え、
子どもたちを見送りました。
子どもたちは純粋です。
こんなカタチでも、少しずつ即席認知症サポーター養成講座が出来たらなぁ……と。
いろいろな想いが浮かびながら一日を終えました。
夜になると、不安や疲れ、やりたいことなど頭の中が渋滞してしまいますが、
今夜はこの原稿を書きながら秋の心地良い風がココロにスーッと吹き返してくれます。
メンバーさんの笑顔。
子どもたちの純粋さ。
まだまだやりたいこと、伝えたいことがあふれた一日の終わりでした。
「ありがとうございました!」
大きな声で伝えたくなりました。