『ぼくは おじいちゃんの おにいちゃん』
なかまぁる編集部
【この作品は…】
年老いた祖父の変化にとまどい、ショックを受けたり反発しながらも、ともに過ごす中で現在の祖父を徐々に受け入れ、心を寄り添わせていく男の子の姿を描いた童話です。
【あらすじ】
夏休み、遠い町から、カイトの家族とくらすためにやってきたおじいちゃんは、カイトのことを「まもるにいちゃん」と呼びます。それは、7歳で亡くなったおじいちゃんのお兄さんの名前でした。やさしかったおじいちゃんは、子どものように泣いたり、おふろに入ろうとしなかったりして、娘であるカイトのお母さんを困らせます。そしてカイトは、そんなおじいちゃんの世話をたのまれるのですが……。
【著者は…】
- 堀直子(ほり・なおこ)
- 群馬県生まれ。昭和女子大学卒業。『おれたちのはばたきを聞け』(童心社)で、第14回日本児童文学者協会新人賞受賞。『つむじ風のマリア』(小学館)で、第31回産経児童出版文化賞受賞。
- 田中六大(たなか・ろくだい)
- 絵本作家。挿画に「日曜日」シリーズ(講談社)など。絵を担当した絵本に『まよいみちこさん』(小峰書店)、『ふしぎなかばんやさん』(鈴木出版)など。作絵の絵本に『おしっこもらスター』(あかね書房)、『ふしぎなえき』(交通新聞社)など。
【書籍データ】
- タイトル:『ぼくは おじいちゃんの おにいちゃん』
- 著者:堀直子(ほり・なおこ)/作、田中六大(たなか・ろくだい)/絵
- 判型:A5判
- 頁数:63頁
- 価格:1,000円+税
- 発売日:2020年4月
- ISBN:9784591166253
- 発行:ポプラ社