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認知症、はじめました。

うっぷんか愛情の裏返しか 救世主現る 父が認知症、はじめました

レビー小体型認知症の父親をもつイラストレーターが、日々のエピソードを漫画にしました。足腰が弱ってきたお父さんが、リハビリをするためにお世話になる介護老人保健施設を見学させてもらいました。

認知症、はじめました94「さらりと言う」
案内のあとは、利用に際しての説明「入所についてですが・・・」
「ここで生活しながらリハビリしていただいて、一ヶ月後を目安に報告と方向性のご相談ができればと思います。帰宅に関しては・・・」ふんふん
「ご不明点、ご心配などありますか?」「ちょっと協調性がないので・・・四人部屋は無理かと・・・」
「あとはワガママ言いだしやしないか心配だし」「たしかにねー」
「変にプライドが高いからバカにされてると思うとヘソをまげるかもしれません」「ほう」
「父さん勝手だからあんまり集団行動に向いてないのよね」「がまんも苦手だしね」
「すいません、ただのグチみたいなのに付き合わせて」しゃべりすぎてしまった
「いえ、僕たち基本的にお年寄り好きですから」プロとはこういうものなのか。えっスゴイ。聖人。

認知症、はじめました。つづく……

次の回〈95〉のお話:「よろしい」父、転院。見送りの看護師さんがドッ

前の回〈93〉のお話:GoTo対象!? 父さんゆこゆこ湯けむり旅情

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