箸からスプーンへそして…それぞれの「好きに食べる」を応援する介護
《介護施設で働く漫画家、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》
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認知症を深め、箸を使えなくなった園子さんに、娘さんはスプーンを用意した。

けれどスプーンも、使いづらくなっていた園子さん。娘さんがこの言葉をかけるまでには、勇気がいったという。

試しながら、悩みながら、私たちはそれぞれの幸せを探していく。
誰しも介護のやりかたに、行き詰まることがあるでしょう。
このマンガは、手づかみの食事をすすめるものではありませんが、
介護者が、自身の視点を変える勇気をもつこと。
それは被介護者の、あるがままの日々に添う可能性になるかもしれません。
《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》
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