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市議会へ突撃、続報。大事なことを確かめてきた~DAYS BLG ! の活動報告

町田市議会を訪問。テーブルをはさんで副議長と向き合います
町田市議会を訪問。テーブルをはさんで副議長と向き合います

私たちDAYS BLG! の参加者(以下、メンバーさん)たちは先日、東京・町田市議会を「突撃」しました。その続きの報告になります。前回の記事はこちら

まずは前田から、副議長と超党派議員たちに向けて現在、国会で議論が進む「認知症施策推進基本法」や、公開された骨子案についてBLG!として思うところなどをプレゼンした後、いよいよメンバーのみなさんたちが本人の声を訴えます。本領発揮です。

「私たちは保護される対象ではない」
「私たちはサポートすることだってある」
「私たちは普通に、今までと変わらない生活をしていきたい」
「私は認知症という呼称が嫌いだ」
「私は(まるでモノのように)『対応』されてしまうのか?」
「仲間と一緒だから、つながっているから今があります」
「認知症とともに生きている」
「仲間と一緒に働いている」
「(骨子案では)私たちの人権に触れられていない。触れているのは予防や薬の開発、そして施策をどう捉えて動かしていくかという都道府県や市町村のことばかり」
「私たちのことを主語にして考えてほしい」

それぞれの想(おも)いがあふれ過ぎて、ここには書ききれません。骨子案のことから、ふだんの生活、そして人権まで、副議長と超党派議員たちは、それをすべて書き残していきます。

「必ずや党の上まで届けます。もしかすると、永田町から声がかかるかもしれませんが、その際はご足労お願いいたします」と副議長から言われ、最後には表情がやわらかくなった人、まだこわばらせている人、様々でしたが、メンバーさんたちの想いは確実に届きました。

そのあと、議場を見学し、認知症でも市議会選挙に立候補できる旨を市の職員から聞き出し、本気で考えていたメンバーさん。応援します!

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