『高齢者音楽療法』
なかまぁる編集部
【この作品は…】
高齢化率29%の現代、音楽療法の視点を生かした活動はいっそう求められています。そんな超高齢社会において音楽という側面から、高齢者の「ウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良い状態にあること)」な生き方に役立つ1冊です。
【あらすじ】
高齢者を対象にした音楽療法の実践法・ケーススタディのほか、音楽療法の定義や理論なども紹介。2020年代の研究を紹介する音楽療法の最新研究や、人生の最終段階を生きる人のための音楽療法、リモートによる音楽療法の実践例など、今後のトレンドとなっていく内容がつめこまれています。
【著者は…】
- 貫行子(ぬき・みちこ)/監修・著者
- 東京藝術大学音楽学部楽理科卒。同大芸術心理学研究室助手ののち筑波大学理療科、金沢大学教育学部、日本大学芸術学部ほか講師を経て、上野学園大学元客員教授。日本音楽心理学音楽療法懇話会会長、日本音楽療法学会評議員、同学会認定音楽療法士。調布市高齢者施設で27年間音楽療法を実践。著書多数。
- 田部井賢一(たべい・けんいち)
- 博士(医学)。日本学術振興会特別研究員DC1、三重大学大学院医学系研究科認知症医療学講座助教などをへて、現在、東京都立産業技術大学院大学准教授。高齢者・認知症患者の残存機能に着目したオーダメイド型非薬物療法の開発に従事。
- 北脇歩(きたわき・あゆむ)
- 同志社女子大学学芸学部音楽学科准教授。Master of Music in Music Therapy(Michigan State University)。米国にてホスピス緩和ケア音楽療法士/音楽療法インターンシップ スーパーバイザーとして従事。一般社団法人日本音楽療法学会常任理事、米国認定音楽療法士(MT-BC)、日本音楽療法学会認定音楽療法士。
- 阿部真貴子(あべ・まきこ)
- 国立精神・神経医療研究センター リサーチフェロー。認知症に対する音楽療法を行うとともに、認知神経科学の研究に携わる。日本音楽療法学会認定音楽療法士、博士(医学)。
- 押山千秋(おしやま・ちあき)
- 大阪大学連合小児発達学研究科認知行動脳科学講座後期博士課程修了。現在、暗黙知および予防的心理支援の研究を行っている。小児発達学博士、日本音楽療法学会認定音楽療法士、公認心理師。
【書籍データ】
- タイトル:『最新研究による 高齢者音楽療法』
- 著者:貫行子(ぬき・みちこ)/監修・著者、田部井賢一(たべい・けんいち)、北脇歩(きたわき・あゆむ)、阿部真貴子(あべ・まきこ)、押山千秋(おしやま・ちあき)
- 判型:A5判
- 頁数:224頁
- 価格:2,700円+税
- 発売日:2024年12月17日
- ISBN:978-4-276-12259-8
- 発行:音楽之友社