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市のFukushi-Waプロジェクトで出張販売@いわき~BLGの活動報告

市役所での販売
市役所での販売

認知症の人と「ともに生きる拠点づくり」を進める100BLGは、同じ思いを持つ全国各地の事業所とともに「学び合いのプラットフォーム」となるネットワークをつくっています。各事業所は、それぞれの土地柄や文化に合わせたかたちで運営されています。今回は、福島県いわき市にあるBLGいわき(デイサービス福老)からの報告です。

こんにちは。BLGいわきの長谷川です。
少し前のこととなりますが、いわき市役所と同市内にある商業施設「ラトブ」より、「メンバーさんとお弁当を販売してくれませんか?」と、お声がかかりました。
いわき市は、地域共生社会の実現を目指す事業の一環として「Fukushi-Wa(フクシワ)プロジェクト」を立ち上げました。そのモデル事業に、BLGいわきも参加してもらえないかというお話でした。
メンバーさんに相談すると、もちろん、「やるに決まってるよ」「何個おにぎりにぎるの?」と皆さん前向きで、誰一人「やりたくない」との返事はありませんでした。

おしぼりのシール貼り
おしぼりのシール貼り

そうと決まれば、試作品を考えたり、おしぼりに「ふくろう」マークを付けたり、お弁当箱に押印したりと、あれや、これや山のように仕事がありましたが、
「みんなで力を合わせれば、出来ないことはないね」を合言葉に準備をしました。
当日は、5分で完売するほど、販売前から長い行列ができました。

「たくさん人が来てくれてドキドキするね」とメンバーさんはみんな生き生きとされておりました。
BLGいわきでは、普段、1階に併設されているカフェ「にぎらないおにぎりカフェふくろう」でメンバーさんが有償ボランティアとしてお仕事をしています。お客様をお店で待つのも良いけれど、念入りに準備をしての出張販売はメンバーさんの良い刺激になり、これからも続けていきたい活動となりました。

お弁当の小鉢詰め
お弁当の小鉢詰め

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