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へもでもできるもん

病院へのとんぼ返りから1カ月後 へもの病院への伝言は叶えられるのか?

現役のケアマネジャー「へも」の周りでおこる出来事を、本人が描きおこします。
会社で役職に就いていて、無駄にプライドが高い江羅総太さん(67)は、妻の和江さん(67)、娘のぶり子さん(37)と暮らしていました。ある日、総太さんが自宅で突然、倒れて入院。
ぶり子さんの彼氏であるへもが、総太さんの担当ケアマネになりました。1カ月ほどして、総太さんは退院して自宅に戻ってきたのですが、その日のうちに胸の苦しみを訴え、病院へとんぼ返りしてしまいました。まだまだ、波乱が続きそうです。

父・江羅総太さんは退院したその日に胸の苦しみを訴え・・・再び、救急搬送された
そして、入院 入院手続きをするぶり子さん『あのオヤジ、何しに家に帰って来たんだ!! 病院もあんな病人を家に帰すなよ』
数日後 へも宅 「あのオヤジは頑固で自分勝手!! 母がお酒を控えるように言っても聞かない。乱れた食生活を続けて心臓・肝臓・腎臓はボロボロだよ」お茶をお酒のように飲む恋人のぶり子『長い愚痴が始まった』
手すり、歩行器、介護用ベッド「次に退院する時は自宅での生活環境が整ってからにして欲しいと病院に言っておいて」「うん」
1カ月後「へも!! 大変よ!!」「どうした?」娘ぶり子さんから突然の電話
「明日、退院だって。どうしよう!!」なんの冗談だ?これはデジャブか?
「どうしてこんなことに・・・病院とはやり取りしたの?」「まだ、話していなかった・・・まさか、こんなに早く退院になるとは思ってなかったから・・・」
退院が明日に決まってしまったのなら仕方ない・・・とにかく総太さんに直接会ってみないと分からない・・・さて、父総太さんの状態はいかに?

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