誰もが自分らしくハッピー!でいられる居場所@岡保~BLGの活動報告
認知症の人と「ともに生きる拠点づくり」を進める100BLGは、認知症の人と「ともに生きる拠点づくり」を進める100BLGは、認知症の人と「ともに生きる拠点づくり」を進める100BLGは、同じ思いを持つ全国各地の事業所とともに「学び合いのプラットフォーム」となるネットワークをつくっています。各事業所は、それぞれの土地柄や文化に合わせたかたちで運営されています。今回は、福井県福井市にあるBLG岡保(福井県民生協岡保きらめき)からの報告です。
みなさん、はじめまして!!
2023年11月より100BLGの仲間入りをしました、福井県にあるBLG岡保(以下、岡保)です。
岡保では、事業所全体(認知症対応型通所介護・小規模多機能型居宅介護・グループホーム)で活動を展開しています。
これまでの活動は、地域住民やこども園さんと一緒に畑活動をしたり、掃除に通ったり。
お裁縫が得意な方たちが集まって誰かのために作るもの作りや、その他もろもろ……自分らしくハッピーな場所であり続けたいと思い、メンバーさんと奮闘中です。
その中で畑活動は8年前から始まり、人とのつながりについては、大きな変化が生まれました。
まずは、地域とのつながりについて。
以前は、地域からは、介護施設の中の利用者さんというだけの認識でしたが、地域の会議の中で「何か自分たちに地域での役割はないか」と訴えたことから「畑を一緒にやろう」ということになり、畑という地域住民とのコミュニティづくりが始まりました。
できないと思っていたことを、できることに変えたのはメンバーさんからの声でした。
その結果、地域の方からメンバーさんもスタッフも名前で呼んでもらえるようになり、住民の一員として地域の神社で開催される祭りに呼んでもらえるようになりました。
その祭りに行くことを伝えると、メンバーさんから
「みなさんに収穫したものを振る舞いたい」
「いつも行く神社だから、祭りの前に掃除ぐらいしたい」
という言葉が聞かれるようになりました。
メンバーさん同士の関係についても大きな変化が生まれました。
活動前は、スタッフとの関わりのほうが多かったメンバーさんが、毎朝の「朝の会」や「昼の会」で顔を合わせ、会話をして、色々な活動を役割分担して共に助け合いながら行うことで、メンバー同士助け合い、協力できる関係性が生まれるようになりました。
「自分でしたいことを決め、役割を持って毎日をハッピーに過ごす」ことが、明日への希望を得ることにつながり、その人らしさを引き出すんだなと実感しています。
最後に、メンバーさんの声で締めくくりたいと思います。
「みんな一緒にハタラクことは、楽しくって元気になるんです」
「何をやったかは忘れてしまうけど、できないことも多いけど、できることはやっていきたい」
「人のために何かができるってことは、すなわち自分のためでもあるでの」
活動を始めてから、互いに助け合いながら、私たちは、そんな日常をメンバーさんと日々過ごしています。
これからも、みんなで「今度は~したいね」というメンバーさんの声をカタチにしながら、毎日をハッピーで過ごせるよう希望を持ちながら奮闘していきます!