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つなぐ、つながる下坂日記

アメリカから" 侍 "が京都にやって来た! 宇治編

平等院鳳凰堂にて

京都在住の下坂厚さん。季節のうつろいや身の回りの出来事を、自身の記憶を留めるとともに写真に切り取っています。今回は、アメリカからやってきた若年性認知症当事者の仲間との交流のお話です。

東京のBLG町田の前田隆行さんから連絡をいただき、「アメリカの、木下大成さんという若年性認知症当事者の方が、夏に日本に来られるので、つながってもらいたい」とのことでした。

アメリカの木下大成さんといえば
『なかまぁる』でも【バイオテック侍のシリコンバレー日記】を連載されている方で、私もよく存じ上げている方でした。

「京都近辺で、私の講演があれば聴きに行かせていただきたい」と言われたのですが、木下さんが日本に来られるタイミングで、私の講演が無かったので、京都の若年性認知症当事者の方たちと交流する機会をつくろうと考えました。

奥さんと、息子さんと京都に滞在されるうちの2日間を使って、京都の雰囲気を味わってもらいながら、当事者の方たちと交流ができれば良いなと思い、宇治の仲間にも相談をしました。

京都の宇治市内で1日
京都市内で1日
そんなイメージで、少しずつ企画が進んできました。

木下大成さん

そして、7月下旬、とうとう木下さんご一家が京都に来られました。
宇治では、京都認知症総合センターの桝村さんが中心になって、平等院鳳凰堂での見学と当事者交流会を行い、近くの大学で開催される認知症本人ミーティングにも参加させていただきました。
認知症本人ミーティングの会場には、認知症当事者、家族や支援者の方など多くの参加がありました。
木下さんも、アメリカでの認知症当事者の交流などについて話されていました。
宇治では、とても中身の濃い1日だったと思います。

翌日は京都市内で『祇園祭』真っ最中の京都を味わっていただくことになります。

そのお話は、次の機会に…。

※このときの京都訪問について、木下大成さんも記事『一時帰国での京都訪問 歴史の重さを感じつつ、仲間の皆さんと交流』を執筆してくださいました。こちらもあわせてご一読ください。

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