認知症とともにあるウェブメディア

へもでもできるもん

畑から始まる好循環 豊作で配食不要? 唯一の心配ごとにも救世主現る

現役のケアマネジャー「へも」の周りでおこる出来事を、本人が描きおこします。
——肺炎で入院していた宝連そうさん(80)が退院し、わが家での生活に戻りました。一生懸命にリハビリに取り組み、念願の畑作業を再開。元気になったそうさんは、歩行器やリハビリなど介護保険サービスの利用をどんどん減らしていきました。そして、ついにアレさえも「いらない」と言い始めました…。大丈夫!?

更に1ヶ月後、そうさん宅を訪問「こんにちは。すごい!! 野菜がいっぱいだ!!」「すごいでしょ。こんなに獲れた・・・」
「これだけ野菜があれば、毎日来るお弁当(配食サービス)はいらないなぁ」
「なので、毎日来ているお弁当はいらない」「野菜はあるけど、肉や米はどうするの? 食事バランスが」
『また、息子さんに確認しなきゃ!!』「あ・・・太郎さん、ケアマネのへもです。実は・・・」太郎さんに状況を説明
「分かりました。母のやりたいようにさせてください」「え!! 肉や米は・・・? 栄養バランスが心配です」
「私が週1回、必要な食材や日用品を買って行くので、大丈夫です」「おお!! なんて素敵な息子さん!!」配食サービス終了
「このお肉、スーパーで半額だったよ」「あんた、買い物上手だね」
日々、畑作業に励むそうさん

あわせて読みたい

この記事をシェアする

この連載について

認知症とともにあるウェブメディア