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へもでもできるもん

畑作業がリハビリの希望に! でも、なぜそんなに畑にこだわるの?

現役のケアマネジャー「へも」の周りでおこる出来事を、本人が描きおこします。
——肺炎で入院していた宝連そうさん(80)が退院し、わが家での生活を再開。一生懸命にリハビリに取り組み、とうとう念願の畑作業も始めました。なぜ、そうさんは、そこまで畑に執着するのでしょうか?

畑作業を始めて1ヶ月後、そうさん宅を訪問「こんにちは」「いらっしゃい。今日も午前中、畑作業をやったよ」
「そうさん・・・なぜ、そこまで畑に執着するのですか? 退院のカンファレンスの時、畑のことで急にパワフルになったし」
「あの畑は売らない!! 私が守る!!」
あの畑は亡くなった夫との思い出なんだよ。夫が亡くなった後も私が一人で畑作業を頑張ってきた
思い出がたくさん詰まった畑なんだよ。私はあの畑を守り続けるんだ
生きがいを持つだけでこんなにもいきいきできるんだ!! じーん『生きがいって大切だ!!』
「体力と筋力が回復されましたね」「もう、歩行器を使わなくて大丈夫よ。歩行器返却してね」

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