BLGやいづの夏の活動いろいろ@やいづ~BLGの活動報告
認知症の人と「ともに生きる拠点づくり」を進める100BLGは、同じ思いを持つ全国各地の事業所とともに「学び合いのプラットフォーム」となるネットワークをつくっています。各事業所は、それぞれの土地柄や文化に合わせたかたちで運営されています。今回は、静岡県焼津市にあるBLGやいづ(デイサービスごんべえ)からの報告です。
BLGやいづスタッフの河原﨑です!!
3月からBLGに加盟し、探り探りの毎日で活動しています。まずは、前回(5月)のBLGやいづの記事でお伝えした、畑の野菜たちの報告をさせていただきます。
6月にはジャガイモを収穫しました。たくさん収穫できて、皆で大喜び♪ 昨年まではデイサービスの昼食の材料に使用していましたが、「今回は無人販売をやろう」とやる気十分。古くなったカルテ棚を再利用し、メンバーさんと無人販売用の棚に生まれ変わらせました!!
ジャガイモは皆で土を落とし、袋詰めし、陳列し、さぁ、販売開始!! 皆、ジャガイモが売れるか気になって仕方ありません。「人が来た!」「あっ! あぁ……行っちゃった」「あ! あの人買ってくれた!」我慢できず外に出て「ありがとうございます!」
もう無人販売ではなく、有人販売状態(笑)。
数日で売り切れてしまいました。メンバーさんからは「売り切れちゃう」「私も欲しかったな」との声多数。もちろん皆さんの分は取ってありますよ♪ 喜んで持って帰ってもらえました。
その後は枝豆、トマト、キュウリ、オクラ、ナスなどを収穫。枝豆は並べて45分後には完売! 皆ビックリ!! 豆を枝から切って袋詰めする方が時間かかったね、と大笑い。しかし、それ以降この酷暑には勝てず、栽培を見合わせています。もう少し涼しくなったらカブやダイコンを育てて売ったり、鍋をやったりしたいねと話しています。
また、BLGやいづ(デイサービスごんべえ)では、開業当初より続けている編み物クラブがあります。出来上がった編みぐるみを見ながら「売れるよね」「売っていたら私、買っちゃう」なんて会話が聞こえてきました。「じゃあバザーやフリーマーケットみたいなところで売ってみる?」と言うと、「いいね~」と好反応。たくさん作らなきゃと、ただいま商品増産中です。
制作してくださっているメンバーさんは女性が中心です。女子会のように笑い声にあふれ盛り上がっているときもあれば、一言もしゃべらず真剣に編み続けているときもあります。編みながら「売り物になるんだからしっかり編まなくちゃ」と気合いを入れて頑張ってくれるメンバーさんもいます。十分お上手なんですけどね♪
編みぐるみ以外にもビーズのアクセサリーや、アサリを飾り付けしたストラップも作っています。「こういうの作るのは好きよ、いくつでも作れちゃう」と、ルンルンで作って「今日は9個も作ったわよ」と喜んで報告してくれたメンバーさんもいらっしゃいました。
ある日、メンバーさんが「あんた、これ見て~♪ 家で作ってきたよ~♪」といくつかの編み物を渡してくれました。なんとデイサービスが休みの日に家で編んできてくれたとのことです。感動しました!! 皆さんどんどん上手になってきています♪
BLGやいづは港町なので、元漁師だったメンバーさんもいらっしゃいます。ふと、ビン玉の編み方を聞いてみたら、「できるよー」とのこと。教えてもらいましたが、これがなかなか難しい、なかなかどころじゃない、すごく難しい! でも作ってみたい! 家で練習してきます! と職員の方がやる気になっています。麻ひもを使ったのですが、力が必要なようで、疲れも早いようです。少しずつ無理せず作って、また教えてください。次回のBLGやいづの記事で、完成したものをお披露目できたらなぁ、と思っています。お楽しみに!!
と、BLGやいづではまだまだ大きな目立った活動はできていませんが、メンバーさんと一緒にメンバーさんのやりたいことの実現に向け、日々楽しく活動を行っています♪