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へもでもできるもん

愛のビンタから奮起 見つけた! 施設入居を嫌がる女性が家で過ごす方法

現役のケアマネジャー「へも」の周りでおこる出来事を、本人が描きおこします。
——これまで一人暮らしを続けてきた野山きの子さん(83)。在宅での生活は限界に達しているものの、老人ホームへの入居を断固拒否。果たして、きの子さんの幸せにつながる策は見つかるのか!?

鬼野所長に愛のビンタをもらったへも・・・再度、ケアの方向性を考える
「老人ホームに入らず、常に見守りが可能な方法・・・。あっ!! そうだ!!」
きの子さん宅 もう、何度目かも分からなくなった話し合い「腐らせてしまうので、配食サービスを中止しましょう」「え?」「え?」
「週5日間、短期入所生活を利用しませんか? 短期入所生活とは、ショートステイのことです。残りの週2日を自宅で過ごす」
きの子さんは要介護度2なので、週5日ペースでショートステイを利用すると、介護保険の1カ月あたりのサービスの上限をオーバーしてしまう
「区分変更の申請を行えば介護度を上げられるかも。転倒やもの忘れが多くなったし」「はい」その後、区分変更により要介護度3になった
「きの子さんが家にいる2日間は実子さんが訪問することになりますが・・・大丈夫でしょうか・・・」「私は大丈夫ですよ」
「きの子さんはどうですか? 週5日お泊まり、週2日はお家で過ごす」「老人ホームじゃないならいいよ」

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