押し寄せたコロナの波@諏訪~BLGの活動報告
認知症の人と「ともに生きる拠点づくり」を進める100BLGは、同じ思いを持つ全国各地の事業所とともに「学び合いのプラットフォーム」となるネットワークをつくっています。各事業所は、それぞれの土地柄や文化に合わせたかたちで運営されています。今回は、長野県諏訪市にあるBLG諏訪(小規模多機能型居宅介護 宅老所いぶき)からの報告です。
BLG諏訪にもコロナの波が押し寄せてきました。
通所介護はいったん休止をし、訪問介護を希望されるメンバーさんのお宅へ伺ったり、コロナになってしまった方の自宅での体調管理に奔走したりする毎日でした。
その中で、懸命にメンバーさんに寄り添った若手職員の思いを今回は報告いたします。
- 若手職員の長峰博美からの未来へ向けた気付きの報告
- コロナ期間中、ある方のお家に訪問に行った際、「いつ、いぶきさん(BLG諏訪)に行けるかねえ?行くのが楽しみでね」とメンバーさん。
その言葉を聞いて、うれしい半面、来てもらえないことにもどかしい気持ちになりました。
BLGに来てもらうことで、「外に出る」「仲間と話ができる」「仲間とおいしいものを食べる」「活動をする」といったことができていたのです。
それは、家にいたままではできないこと。BLGに来ることで日常がより豊かで、よいものになっていたのか?!と気付きました。そして、来てくれることだけに満足していてはいけないと感じました。
私は、今まで、メンバーさんがBLGに来ることが当たり前になっていました。でもそれは当たり前ではないことが、今回のコロナ禍でよく分かりました。だからこそ、メンバーさんがここに来ることに対して何を望んでいるのか、今の生活をより豊かにサポートしていくにはどうしたらいいのかを、私自身、意識してBLGで過ごすようにしていきたいと思いました。
今、BLG諏訪は、少しずつ再開しています
コロナ禍だからこそ、もっと地域とのつながりや仲間と過ごす時間を作ることが必要だと強く感じました。
BLG諏訪がその力になるよう引き続きチャレンジをし、〝爆走〟していこうと思います。