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メンバーさんにしかできないこと@町田〜BLGの活動報告

市民後見人養成講座の講義に“乱入”するスタッフの子どもとメンバーさん
市民後見人養成講座の講義に“乱入”するスタッフの子どもとメンバーさん

認知症の人と「ともに生きる拠点づくり」を進める100BLGは、同じ思いを持つ全国各地の事業所とともに「学び合いのプラットフォーム」となるネットワークをつくっています。各事業所は、それぞれの土地柄や文化に合わせたかたちで運営されています。東京都町田市にあるBLG町田(DAYS BLG!)からの報告です。

BLG町田の伊藤です!
先日、町田市の社会福祉協議会からの依頼で、市民後見人養成講座にメンバーさんと行ってきました。
BLG町田にはたまに、大学の講義の依頼や今回のような研修の依頼がくることがあります。そういった時は、前田隆行代表だけでなく、メンバーさん数人にお声かけをし、参加してもらっています。メンバーさんにしか伝えられない想いや気持ちがそこにはあると考えているからです。

市民後見人養成講座で話す前田隆行代表(左)
市民後見人養成講座で話す前田隆行代表(左)

この日参加してくれたメンバーさんは4人です。
みなさんこういった場に行くのは今回が初めてでした。
みなさん緊張している様子でしたが、会場に乱入してきたスタッフの子どもに緊張をほぐされていました。
前田代表から話を振られ、再び、緊張しながらも、
みなさん自分の今の状況や感じていることを話してくださいました。
参加者の方も興味深そうに話を聞き、質問をしてくださいました。
メンバーさんだからこそ話せる貴重な話を聞くことで、参加者の方の認知症当事者に対する理解の一助になれたのではないかと思います。

初めてのことに緊張しながら話すメンバーさん
初めてのことに緊張しながら話すメンバーさん

講座が終わり、メンバーさんに感想を聞きました。
「前田さんがうまく話を振ってくれるから話しやすかった」
「うまく話せたかわかんないなぁ」
「初めて行ったけど意外と楽しかったね」
「こんな感じで話せばいいなら、また参加したいね」
みなさん好印象だったようです。

しばらく新型コロナの流行の影響もあり、こういった機会も減っていましたが、これからまた増えていくと思います。
メンバーさんをお誘いしてどんどんみなさんに話をしていってもらいたいと思います。
自分自身のことや経験を講座で話してくださったメンバーさん、
メンバーさんの緊張をほぐしてくれたスタッフの子どもたちに感謝の1日でした。

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