お仕事も楽しいこともメンバー全員で!@丹南~BLGの活動報告~
認知症の人と「ともに生きる拠点づくり」を進める100BLGは、同じ思いを持つ全国各地の事業所とともに「学び合いのプラットフォーム」となるネットワークをつくっています。各事業所は、それぞれの土地柄や文化に合わせたかたちで運営されています。今回は、福井県越前市にあるBLG丹南(福井県民生協 丹南きらめき)からの報告です。
みなさん、こんにちは!寒い冬も終わり、暖かい春の季節に入りましたね! BLG丹南の渡辺です。
桜が咲き誇る4月、BLG丹南ではいつも通りメンバーさんの元気な一本締めから1日がスタートします。
「今日も1日、お願いします!よぉ~ぉ」「パンっ!!」(一本締め)
「お願いしま~す」
今日は天気も良く、午後の活動を相談していると
「天気良いし、お花見に行きたいね」
「そうね、行きたいよね」
と、メンバーさんからみんなで桜を見に行こうという提案です。
そこで、頭を悩ますメンバー。
BLG丹南では、福井県民生活協同組合が運営するスーパーの配達のお仕事を有償ボランティアとしておこなっています。
すでに、このスーパーから食材配達のお仕事の依頼がきていました。
*スーパーでの配達のお仕事については、以前の記事をご覧ください。
さて、どうしようかとメンバーさんと相談です。
「さっさと行って、はよ終わるようにすればいいんや」
「4件を二手に分かれて2件ずつ行くと早く終われないかな?」
「みんなでやると早く終わるんじゃないの?」
「よし、そうしよう!」
相談の結果、車2台に分かれてメンバーさん全員で配達のお仕事に参加することとなりました。
「これで全部かな?」
「みんなでやると早いね」
「さぁ、桜を見に行くよ!」
配達を終えた1台の車内の中では、
「桜を見に行くならどこがいいかな?」
メンバーさん同士、相談が始まります。
「この前、花筐(かきょう)公園行ったけど、まだ早かったみたいやわ」
「今日は見頃かもしれんな」
「じゃ花筐公園に行ってみましょう」
「あそこの川沿いもいいんじゃないかな」
地元のメンバーさんはいろんな場所や情報を知っています。
花筐公園と川沿いの両方でお花見をすることになりました。
暖かいと陽気とキレイな桜を見てメンバーさんは
「こんな日もたまにはいいよね」
「また来年も見にきましょうよ」
と、今の楽しみもこれからの楽しみもメンバー全員で共有し合えた日となりました。
私たち、BLG丹南は取り組みを始めてから今年で3年目になります。
ここに集うメンバー同士、楽しいことも悲しいこともメンバーみんなで分かちあっています。
そんな、BLG丹南メンバーさんの日常でした。