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防護服作りの暖簾分けした先の新たな出会い~DAYS BLG ! の活動報告

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新型コロナウイルスとは、長い付き合いになりそうなことは誰もが覚悟している日々を過ごしています。

私たちDAYS BLG ! (以下、BLG ! )では、メンバーさん(BLG ! では「利用者」という言葉は使いません)と共に、少しでも誰かの為になるならと、「風に立つライオン基金」医療チームの指導の元、使い捨ての防護服を作成しています。

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しかし、元々様々な有償ボランティアを引き受けており、更に最近は依頼が増える一方のBLG !。
やる意義は充分あると、メンバーさんはおっしゃってくださいますが、なんせ時間も人手も足りません。

そんな時にスタッフが思いつきます。
八王子のBLG ! とコラボして作成することはできるのではないか・・・?と。

早速、風に立つライオン基金の担当医師とBLG ! 八王子に相談すると、両者とも二つ返事で快承していただきました。

そこから必要物品と、作り方を伝えに、町田のメンバーさんと八王子を訪れます。

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八王子に到着すると、見慣れない新メンバーを発見!

名前は「カツオ」

長い間、悪徳ブリーダーの元で生まれ育ったトイプードルが新メンバーとして活動していました。

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町田のメンバーさんは、事の経緯を聞いて、束の間ですが、カツオに愛情を注ぎます。
外の世界を知らないカツオ。怯えながらも、メンバーさんに優しく抱かれていきます。

「すごい震えてる。」
「辛かったな〜。良いところに拾われてよかったな。」

次々と、優しく声をかけるメンバーさんたち。

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帰り道もその話題でいっぱいでした。

愛でる対象、守りたい存在がいるというのは、人に活力を与えます。

同時にデイサービスを通して、新たな需要と供給のマッチングの可能性を大きく感じた一件でした。

実は、BLG ! 町田でも2階に住んでいる大家さんが保護犬を引き取る話が着々と進んでいる最中なのです。

その話はまたの機会に。

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