認知症とともにあるウェブメディア

今日は晴天、ぼけ日和

紫陽花のように認知症の人の笑顔咲く。言葉を超えて心動かすアートの時間

《介護施設で働く漫画家、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》

雨に咲く色、濡れた青い香りに、皆さまの五感が目覚めてゆく。

今日のアートプログラムは、紫陽花がテーマ。

その感動を言葉ではなく、水彩絵の具で広げていく。

心が動けば、手が動く。手が動くままに、広がる色がある。

重なりあう色、色、色に、咲く笑顔。

言葉ではないつながりが、皆さまの心をつなげてゆく。

言葉は時に、人を不自由にします。

言葉を選びすぎて本当の気持ちと離れたり、うまく話せないことが壁になったり。

けれどアートは、言葉を超えます。

認知症があろうがなかろうが、
言葉ではすくいきれない感情までも、
アートがつなげてくれるのです。

《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》

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