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仲間とともにいざ地域へ@諏訪

今年も諏訪でのホップ栽培頑張ります!
今年も諏訪でのホップ栽培頑張ります!

認知症の人と「ともに生きる拠点づくり」を進める100BLGは、同じ思いを持つ全国各地の事業所とともに「学び合いのプラットフォーム」となるネットワークをつくっています。各事業所は、それぞれの土地柄や文化に合わせたかたちで運営されています。今回は、長野県諏訪市にあるBLG諏訪(小規模多機能型居宅介護 宅老所いぶき)からの報告です。

こんにちは!
BLG諏訪の宮﨑です。

今回は、仲間とともに地域へ出かけたある一日をお伝えしたいと思います。

BLG諏訪では、以前より近隣の保育園へ、メンバーさんが縫った雑巾を定期的に届けています。
今日は午前中の活動の一つで、『雑巾縫い』を選択されたメンバーさんたちが、和気あいあいとした雰囲気の中で縫い物をしています。
「この雑巾どうするのかなあ」
「保育園に届けて園児さんたちが使うんだって」

そこへ、今、実習に来ている長野県福祉大学校の学生さんが、メンバーさん宅の訪問支援から帰ってきて、雑巾縫いの仲間入りをしました。

学生さんも雑巾縫いに仲間入り
学生さんも雑巾縫いに仲間入り

学生さんは、針に糸を通す人。それを受け取り手際よく雑巾を縫う作業をする人。その過程の前には、フェースタオルを子どもが使える大きさに切る人や、縫いやすいように線を入れる人もいます。このほか、そばで話を聞きながら応援する人、自分のペースで縫いながら、途中途中にお隣のメンバーさんのひざ枕で横になって休憩する人、いろいろな人が関わってくれたおかげで、雑巾が合わせて20枚完成しました。

「保育園へ渡しに行きたいわ!」
「保育園へ渡しに行きたいわ!」

午後は、『保育園に雑巾を届ける』という活動を選択したメンバーさんたちが、近くの保育園にさっそく届けに行きました。

年中さんのお部屋に案内されて、まずはみんなで自己紹介をしました。
当初は行くのをためらっていたNさんでしたが、園児さんたちの様子を見ると表情が変わり、一番うれしそうに、そして一番張り切って自己紹介されていました。
雑巾を渡せた時は、メンバーさんも園児さんも大喜び!
園児さんが、お礼にと七夕の歌を歌って下さり、メンバーさんは感動のあまりウルウルと涙…。
最後には、園児さんに囲まれて握手会。「おばあちゃん大好き!」なんて言う園児さんもいて、Nさんも「元気がもらえる。私も負けずにがんばらないと」ととても良い表情をされ、生き生きされていました。

一人でやるのは大変だけど
一人で行くのは気が引けるけど
みんながいるから大丈夫!
仲間がいるから大丈夫!

一人の勇気、一歩の勇気が大きな力となり、みんなの力でまたひとつ、地域とのつながりが濃くなりました。

保育園のみなさんにも園内でホップの栽培をお手伝いしていただいています
保育園のみなさんにも園内でホップの栽培をお手伝いしていただいています
日頃は、園児のみなさんが、一生懸命に水やりをしてくれています
日頃は、園児のみなさんが、一生懸命に水やりをしてくれています

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