みんなが心開いて「素」になれる場所 

全国からお届けします〜BLGの活動報告

なかまぁるは、それぞれの「私」が、自分らしく生き続けていくための情報をお届けします。BLGの連載コラム「子どもも一緒に」です
DAYS BLG!のメンバー(私たちは、利用者のことを、ともに過ごす仲間だと考え「メンバー」と呼びます)

ウェブサイト「なかまぁる」がオープンした2018年9月から始まった連載『みんなが心開いて「素」に慣れる場所』。これまでは、東京都町田市のデイサービスDAYS BLG!(以下、BLG!)の日常をお伝えしてきましたが、4月からは、全国各地で活動するBLG!の「仲間」の取り組みを報告していく形にリニューアルします。まず、今回は、どのように「仲間」が広がっていったのかをお伝えします。

2012年、東京の町田市で始まったデイサービスBLG!は、認知症、要介護であっても、社会とつながって仲間とともに生きる場をつくってきました。そうしたことを、地域や企業とも協働し、HONDAでの洗車や地域新聞のポスティング、広報誌の折り込みなど、メンバーが有償ボランティアとして「はたらく」ことを通じて、実現してきました。
その過程で、仲間と一緒に活動する中で、認知症を受容し「失敗しても良いんだ」と思える、「失敗しても責められない」つまり弱い自分を開示できる、素の自分でいられる場所をつくっていくことの大切さを改めて認識しました。

このような場所を、町田市だけでなく、全国各地につくっていく必要がある。そうした思いから、これまで培ってきた「やりたい」を実現するための場づくりや、地域とつながる方法を伝えていくことにしました。そして、2019年、100BLGがスタートしました。町田のBLG!と同じ思いを持つ事業所とともに「学び合いのプラットフォーム」となるネットワークをつくっていく取り組みです。
100個のBLGができたときには、わたしたちが目指す「認知症の人にやさしいまち」もできているかもしれない。そんな未来への願いも込めました。

これまでに「仲間」のネットワークは計10カ所以上に増えました。
それぞれに歴史や理念を培ってきた多様な法人、事業者が運営を担い、活動の形態も、デイサービスに限らず、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護、特別養護老人ホームなど様々です。
100BLGの取り組みは、優れた取り組みを行っているケア事業者を表彰する「アジア太平洋高齢者ケアイノベーションアワード2021(Asia Pacific Eldercare Innovation Awards 2021)」の認知症ケアプログラムで最優秀賞を受賞することもできました。

「つながる」「役割」「仲間」という共通の価値は持ちつつ、全国各地のBLGでは、強みを存分に発揮しながらも、地域の特色に合わせたかたちで、多彩な活動を展開しています。
次回からは、そんな全国の多様なBLGから、いつもの日常を伝えていきます。日本の介護のあたりまえを見直し、社会のカタチを変える。そんな実践の数々をお伝えできたらと思います。

全国に広がるBLG
2022年3月28日時点の参加事業所

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