認知症とともにあるウェブメディア

認知症と診断されても、日々、自分らしく生きていく。続けていこう「希望の道」を。

認知症と診断されても、自分らしく前向きに暮らしている人たちがいます。
新たな出会いを通じて、これまで得られなかった貴重な体験をされた人たちがいます。
本人ばかりでなく、彼らを支えるパートナーたちも。この動画は、認知症の人が出会った新しい自分と彼らにしか見ることができない世界、そして自分らしく前向きに生き続ける姿を、多くの人に知ってもらいたい。そんな思いから作成された映像です。

令和3年度「認知症普及啓発事業」ダイジェスト版映像

※令和3年度「認知症普及啓発事業」ダイジェスト版映像

福田貞夫さん

北海道札幌市の福田貞夫さんは二度にわたるくも膜下出血を克服。その後認知症と診断され、在宅生活が難しくなりグループホームに入居。現在は状態が安定したため自宅に戻り、入居時、お世話になったグループホームへデイサービスで通う一方、公園で孫と遊んだり、買物に出かけたりと地域の生活を楽しんでいます。持ち前のリーダーシップを発揮して施設でも地域でも頼れる存在として活躍しています。

及川昌秀さん

山形県米沢市の及川昌秀さんは、若年性アルツハイマー型認知症と診断された後も「障がい福祉サービス事業所」にて日々の仕事を続けています。市内に認知症カフェおれんじドア山形をオープン。認知症本人の交流の場を通じて、積極的に情報を発信するとともに新たな人々との出会いを楽しんでいます。

森累美子さん

静岡県富士宮市で木製の介護用品をつくる木工房いつでもゆめを。元看護師の森累美子さんは、認知症と診断されたあと、こちらの工房ではたらきはじめました。夫の理解、そして自分らしくいることができる場所や人と出会いがあり毎日を前向きに楽しんでいます。

松本とよ子さん

鳥取県鳥取市の松本とよ子さんは長年看護師をつとめてきました。認知症と診断された後もその経験を活かし、おれんじカフェなどで認知症本人の方たちの話に耳を傾けています。本人の視点が何より大切という松本さん。認知症になった体験を活かして、認知症の見方を変えていくことを第2の仕事にしています。

川原多喜子さん

鹿児島県で認知症と診断されてからも多くの人々に支えられながらひとり暮らしを続けている川原多喜子さん。小規模多機能サービスの通いではメール便配達の仕事を行い、施設の中でも率先して職員のお手伝いをするなど、地域の中での自分の役割を見つけて暮らしています。

望月省吾さん

長く医薬品メーカーに勤めていた藤沢市の望月省吾さん。趣味は、大学進学後、夢中になったマンドリン演奏。出向先のワイナリーでの経験を活かし、自ら参加している認知症当事者の会ではワイン講座を開催しています。

下坂厚さん

大手鮮魚店で働いていた下坂厚さんが若年性アルツハイマー型認知症と診断されたのは46歳のとき。現在は高齢者を支える仕事と趣味の写真撮影に生きがいを見い出し、充実した毎日を過ごしています。写真の腕前はプロ顔負け。当事者目線の情報を日々発信しています。

認知症の人が、これまで歩んできた道。彼らと彼らとともに生きる人たちの前にひろがる、これから歩んでいく道。ひとつとして同じ道はなく、認知症とともに生きていく、十人十色の「希望の道」を映し出します。

※本動画は令和2年度、令和3年度厚生労働省「認知症普及啓発事業」の一環として、希望大使や認知症の人と家族の会の皆様に参画いただき、作成されました。全国14名の認知症の人の様々な生き方を描きます。ご期待ください。

通しの映像

7名の映像をまとめて視聴することができます。

令和2年度厚生労働省「認知症普及啓発事業」ダイジェスト版動画

※令和2年度厚生労働省「認知症普及啓発事業」ダイジェスト版動画 

令和2年度認知症普及啓発事業「希望の道」チラシ

関連情報

あわせて読みたい

この記事をシェアする

認知症とともにあるウェブメディア