ぼけたら不幸の始まり?いいえ。ぼけた「先人」たちの無邪気な笑顔を見て!
《介護施設で働く漫画家、高橋恵子さんの絵とことば。じんわり、あなたの心を温めます。》
認知症にまつわる暗いニュースが、毎日のように流れる、今日。不安になる方もいるでしょう。……でも、実際は?
陰の面があれば、必ず、光の面がある。
無邪気に笑う、ぼけた先人がたのお顔から、学ぶこと。
ぼけると、人に頼らざるを得なくなる、
ぼけると、嫌なこともすぐ忘れる。
ぼけると、自分勝手になる。
それは、一見ネガティブな状態に見えますが、ふと、視点を変えると、
長年きゅうくつに縮こまっていた、心と生き方の解放にもとれます。
人をおびやかすだけに見える認知症。
最期の時を迎える人たちへ、与える側面もあるのです。
《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》