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『高齢ドライバー』

高齢ドライバー
『高齢ドライバー』

【この作品は…】

連日のように報道される高齢ドライバーの事故。認知症患者を抱えるご家庭では、ご苦労も多いと思います。それぞれの専門で長年研究してきた3人の研究者による論考は、高齢ドライバー問題を理解する一助になることと思います。

【あらすじ】

高齢ドライバーによる痛ましい事故が連日報道される昨今。認知症患者を抱える家庭では、おじいちゃんが勝手に車に乗らないように鍵を隠す、などという涙ぐましいケースも出てきています。しかし、問題はそう簡単ではありません。一番のネックは「年齢より個体差が大きい」こと。特に病歴や服薬の状況によって大きくリスクは変わってきます。本書では、高齢ドライバーの「認知」「身体」の専門家からの寄稿に加え、地方問題や公共交通の専門家の意見を集約。この一冊で問題の核心が分かります。

【著者は…】

所正文(ところまさふみ)
1981年早稲田大学第一文学部心理学専攻卒業、同大学院修士課程修了、94年、博士(文学、早大)。日通総合研究所研究員などを経て、98年、国士舘大学政経学部教授。2011年から立正大学心理学部教授。専門は産業・組織心理学、生涯発達心理学。88年、東京都知事賞・日本労働協会長賞受賞。2004年、日本応用心理学会賞受賞。2003‐04年に英国シェフィールド大学Visiting Professor。
小長谷陽子(こながやようこ)
1975年名古屋大学医学部卒業。JR東海総合病院(現・名古屋セントラル病院)神経内科主任医長を経て同副院長。2004年より認知症介護研究・研修大府センター研究部長、国立長寿医療研究センターもの忘れセンター神経内科(非常勤)。
伊藤安海(いとうやすみ)
1996年東京理科大学工学部機械工学科卒業。警察庁科学警察研究所研究員、国立長寿医療研究センター長寿医療工学研究部生活支援機器開発研究室室長、名古屋大学大学院工学研究科特任講師などを経て、2012年より山梨大学大学院総合研究部准教授。専門は医工学、法科学、人間工学。2005年警察庁長官賞詞受賞。2017年日本機械学会フェロー認定。高齢ドライバーの運転診断・リハビリ技術の開発に携わる。

【書籍データ】

・タイトル:高齢ドライバー
・著者:所正文(ところまさふみ)、小長谷陽子(こながやようこ)、伊藤安海(いとうやすみ)
・判型:新書判
・頁数:232頁
・価格:830円+税
・発売日:2018年2月20日
・ISBN:978-4166611577
・発行:文藝春秋

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