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認知症カフェはどこも同じ?【お悩み相談室】キタジマが答えます

Q. 最近「認知症カフェ」というものがあることを知りました。行ってみたくなってインターネットで検索をしたところ、いろいろなカフェが出てきてどこを選んだらいいのかわかりません。やっていることはどこも同じなのでしょうか(67歳・男性)。

A. 認知症カフェは、認知症の人とその家族が気軽に立ち寄れるカフェのこと。認知症の人とその家族を支援することを目的に、2012年から国の認知症施策として普及が始まりました。2015年には国が「認知症施策推進総合戦略(通称新オレンジプラン)」の中心施策の一つに位置づけたことも追い風となり、全国で数が増えています。

認知症カフェの設置や運営をしているのは、地域包括支援センターやNPO法人、医療機関、認知症の家族などさまざま。設置や運営に明確なルールがないため、内容にもかなりばらつきがあります。大半はコーヒーやお茶を飲みながら、認知症の方やご家族同士がお話をしたり、地域の方との交流を楽しむスタイルですが、ほかにもレストランスタイルだったり、集まってスポーツやレクリエーションをしたり、認知症医療や福祉にかかわる専門家の講演を聞くことができたり、悩み相談の機会を設けていたり…実施内容にもばらつきがあります。

また、一般のカフェのように常設しているケースは少なく、自治体のホールなど場所を借りて月に1~4回程度開催し、費用は飲み物代の実費程度(数百円)というところが多いようです。

認知症カフェに行けば情報収集ができますし、当事者同士が交流したり悩みを相談したり、介護者同士のネットワークができるなど、いい面がいっぱいあります。しかし自分が望む内容とは違うタイプの認知症カフェに行ってしまうと、期待外れに終わってしまうことも。

各地域に設置されている地域包括支援センターは、認知症カフェの情報を持っているので、自分の希望に合った認知症カフェを教えてもらいましょう。また認知症カフェと名乗っているものの中には、稀ながら認知症の人を集めて高額な健康食品を売りつけるなど怪しげなものも含まれています。地域包括支援センターが把握している認知症カフェなら安心して利用できます。

〈つぎの質問を読む〉ケアマネです。進行している当事者から相談を受けています

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