認知症に脳トレや運動、本当に効果ある? 専門家が回答

認知症に対して薬を使わないの非薬物療法はたくさんありますが、本当に効果があるのでしょうか。 専門家に聞きました。

Q 運動して、脳トレして、絵を描いて……非薬物療法を行っていますが、本当に効果があるのでしょうか?

【答える人】

たかせクリニック理事長 髙瀬義昌(たかせ・よしまさ)医師
信州大学医学部卒。東京医科大学大学院修了、医学博士。麻酔科、小児科を経て2004年「たかせクリニック」を開業。在宅医療での高齢者医療、認知症のスペシャリストとして、厚生労働省の事業や地域包括ケア、介護関連事業の委員も数多く務める。患者だけでなく医療関係者からも好かれる、愛とユーモアがたっぷりのドクター。

A 僕の患者さんたちで運動を続けている人は、いい状態を維持できています。なかには、立てるようになった、一人で買い物に行けるようになったなど、医師の僕が驚くような回復を見せている人も。やはり効果はあるのです。

続けることに疲れるのはわかります。モチベーションの維持はどんな人にとっても難しいでしょう。イヤになったら、医師や介護士に相談してアドバイスをもらいましょう。ときには「これはできるようになったね!」とお褒めの言葉もいただきましょう。

イヤなことをしぶしぶ続けても意味はありません。得意なこと、興味のあることを楽しく続けられるようにしましょう。

なかには薬の副作用や過剰投与で、やる気が起きない状態になっているケースもあります。僕の患者さんでも、好きな民謡をまったく歌わなくなったおじいちゃんが、服用していた向精神薬をやめたらぼんやりしていたのが改善されて、以前のように歌うようになったというケースがあります。持病やケガがあって、ほかにも飲んでいる薬があれば、一度、医師にチェックしてもらいましょう。

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