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会いにいく、会いたくなる~Lifeを真ん中に@大野~BLGの活動報告

緑のしずく こぼれた陽気 笑顔の行方
緑のしずく こぼれた陽気 笑顔の行方

認知症の人と「ともに生きる拠点づくり」を進める100BLGは、同じ思いを持つ全国各地の事業所とともに「学び合いのプラットフォーム」となるネットワークをつくっています。各事業所は、それぞれの土地柄や文化に合わせたかたちで運営されています。今回は、福井県大野市にあるBLG大野(大野きらめき)からの報告です。

「子ども叱るな来た道じゃ、年寄り笑うな行く道じゃ」

私たちは誰もが子どもだった時代があり、そして誰もが年を重ねていきます。
認知症も、特別な誰かだけのものではありません。
今、目の前にいるメンバーさんの姿は、いつか自分たちが歩くかもしれない道の先にある姿でもあります。

だから私たちは、「明日は我が身」と不安に思うよりも、「お互い様」と考えたいと思っています。
困った時には支え合い、年を重ねても、認知症になっても、安心して暮らしていける。
まずは自分たちのいる場所から、そんな暮らしをつくっていきたいと思っています。

誰もしらない私のバラの物語
誰もしらない私のバラの物語

BLG大野は、9人のメンバーさんが一つの家で暮らすグループホームです。
ここで大切にしているのは、その人を知ることです。

何が好きなのか。
何をしたいのか。
今、何を感じているのか。
そして、これまでどんな人生を歩んできたのか。

90歳から始まる出会いがあってもいい。
90歳になっても、ドキドキしたり、ワクワクしたりしていい。
認知症になったからといって、その人の人生がそこで止まるわけではありません。

だから私たちは、地域や社会とのつながりも大切にしています。
誰かに会いに行く。誰かが会いに来る。一緒に話し、笑い、同じ時間を過ごす。
そんな思いから「会いにいく、会いたくなるBLG大野」という言葉が生まれました。

メンバーさんと一緒にステッカーをつくり、そのデザインを旗や看板にもしました。
地域のマラソン大会では、その旗を振って応援しました。

でも、私たちは活動がしたいわけではありません。
ステッカーをつくることも、外に出ることも、地域と関わることも、それ自体が目的ではありません。

私たちが大切にしているのは「Life」です。

いつもの午後、明日へ向かう
いつもの午後、明日へ向かう

BLGは、

B:Barriers=障害・壁
L:Life=生活・人生
G:Gathering=集う・つながる

という言葉からできています。

その真ん中にあるLife。

一人の人がいて、その人には、その人の人生があります。
まず、その人のLifeを知る。

そのLifeを大切にしようとすると、人が集まり、つながりが生まれます。
そして一緒に暮らす中で、その人を生きづらくしている壁が見えてくることがあります。

その壁をどうすれば小さくできるのかを、本人、ご家族、地域の方、私たちで一緒に考えていく。

活動から始まるのではありません。

始まりは、いつも一人の人です。

あの小さな手 祝福への扉を開ける朝
あの小さな手 祝福への扉を開ける朝

BLG大野が開設して4年。
たくさんの出会いがあり、100歳を迎えた方も、大切なメンバーさんとの別れもありました。

その中で改めて感じたのは、どんな時も、その人の「暮らし」を考え続けることの大切さです。

病気や身体の状態だけではなく、

本人はどうしたいのか。

誰と、どんな時間を過ごしたいのか。
何を大切にしてきたのか。

いつも希望どおりにできるわけではなく、
正解が分からないこともあります。
それでも、その人を真ん中に置いて
考え続けることはできます。

風と緑と車椅子 手のひらの赤い美
風と緑と車椅子 手のひらの赤い美

 グループホームに入ったからといって、その人の世界がここだけになってほしくありません。

これまでつながってきた人と会い、新しい人と出会い、地域の中で声をかけてもらう。

そして「また会いたい」と思える人が増えていく。

私たちがつくりたいのは、活動そのものではなく、その先に生まれる人と人とのつながりです。

何をしたかよりも、

その人が今日をどう暮らしたか。
どんな時間を過ごしたか。
そして、これからどう生きたいのか。

その真ん中にあるLifeを、これからも大切にしていきたいと思っています。

会いにいく。
会いたくなる。

一人の人として出会い、共に在り続ける。

始まりは、いつも一人の人。
その人のLifeを真ん中に。

それが、私たちBLG大野です。

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