特養と老健はどう違う?認知症の人が介護施設で過ごすなら

認知症と診断されたら生活はどのように変わるのか、不安に感じることもあるでしょう。しかし認知症の方が安心して過ごすための場所やサービスは増えつつあります。京橋おとしより相談センター(東京都中央区)の吉田千晴さんに話を聞きました。

それぞれの行き先へ

施設で過ごすという選択

病状が進行するなど自宅で過ごすのが難しくなった時には、施設に入所するという選択もできます。認知症の人が介護保険で利用できる施設には、グループホーム、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設(老健)、介護療養型医療施設、介護医療院などいくつかのタイプがあります。重点を置くのが介護なのか医療なのかなど、目的や病状に合わせて最適な施設を選びましょう。

また、施設ごとに入所条件があるほか、順番待ちなどで、希望してもすぐに入所できない場合が少なくありません。現時点で入所は必要ないという人も、事前に情報を集めるなど準備を進めておくと慌てずに済みます。

※以下の5項目について説明します。

  1. 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
  2. 介護老人保健施設(老健)
  3. 介護療養型医療施設(療養病床等)
  4. 介護医療院
  5. 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

1.介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)

介護保険で利用できる施設サービス。

常時介護が必要で、自宅での生活が困難な人が入所する施設。日常生活上の支援や介護を行います。

2.介護老人保健施設(老健)

介護保険で利用できる施設サービス。

病気の急性期などではなく状態が安定している人が在宅復帰できるように、リハビリテーションや介護を行います。

3.介護療養型医療施設(療養病床等)

介護保険で利用できる施設サービス。

長期の療養を必要とする人のための施設で、医療を中心に看護、介護、リハビリテーションを行います。

4.介護医療院

介護保険で利用できる施設サービス。

長期の療養を必要とする人のための施設で、医療だけでなく生活の場としての機能も兼ね備え、日常生活の介護なども行います。

5.認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

介護保険で利用できる施設サービス。

比較的症状が安定した認知症の高齢者が少人数で共同生活を送ります。食事や入浴など日常生活上の介護のほか、機能訓練も行います。

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