認知症とともにあるウェブメディア

怪しい医療情報、信じてしまう「切実さ」 正しい情報を見極め届ける

認知症月間に合わせて認知症に関する書籍を展示するコーナーを設けた図書館=新宿区立鶴巻図書館

■メディア空間考 松浦祐子

 図書館に出かけたら「認知症を知ろう」という小さなコーナーができていた。9月の認知症月間に合わせて本を紹介する企画で、各地で同様の取り組みが広がる。

 インターネット上では、膨大で玉石混交の情報が行き交う。自身が好む情報ばかりが表示されて孤立するフィルターバブルのほか、SNSでは自分と似た意見に囲まれるエコーチェンバーも生じやすい。特に医療や健康の分野は切実な問題ゆえに、わらにもすがる思いから怪しげな情報を信じてしまいがちだ。その帰結は生死に関わりかねず、十分な注意が必要だ。

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(松浦祐子)朝日新聞(デジタル版)2025年09月09日掲載

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