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草彅剛さんがCMではいた「下着爽快プラス超うす型パンツ」 開発者が3年以上かけて生み出した究極のはき心地と安心感

大王製紙の大人用紙おむつ「下着爽快プラス超うす型パンツ」のCMに出演する草彅剛さん

大人用紙おむつ「アテント」の発売40周年を記念して制作された草彅剛さんを起用したテレビコマーシャルは、暮らしを楽しむアイテムとしての「パンツ」へとイメージを変える予感を感じさせるような、大きな反響を呼んでいる。

大人用紙おむつは、恥ずかしいことなのか?

利用者である高齢者だけでなく、すべての世代が目を背けず、自分事として捉えてオープンに語れる社会が望まれている。

草彅さんがPRする開発商品「下着爽快プラス超うす型パンツ」に込められた細かな工夫や開発への想(おも)いについて、大王製紙社員が語ってくれた。

アテント連続対話CM 01 誰よりいちばん篇

外出シーンではくパンツを追求

CMで草彅さんが手に持つアテントの開発商品「下着爽快プラス超うす型パンツ」(以下、超うす型パンツ)は、数多くあるアテントのラインナップの中でも、一人で歩いて外出できる人に向けた商品だ。

「とっても快適」
「フィット感がすごい」
「はいていることを忘れちゃう」
「ライブにはいてもいいかも」

超うす型パンツをはいて撮影をこなした草彅さんは、仕事を一日していても違和感がなかったという。

自然体でいられる「パンツ感覚」は、外出シーンで利用する際の安心感や快適性につながる。ヘルスケア商品開発部部長の藤井孝子さんが種明かしをしてくれた。

「一般的に紙おむつをつけて動くとカサカサと音がします。超うす型パンツはそういったことがありません。はき心地のよさをとことん追求し、なめらかな肌ざわりにするために伸縮性のある特殊フィルムを採用しているからです」

大王製紙ヘルスケア商品開発部部長の藤井孝子さん

おむつやパンツで敬遠されるのが、汗や尿による蒸れや臭い。特殊フィルムの採用にあたっては、より快適に過ごせるように、メッシュ状の小さな穴を開け、通気性を高める工夫を施した。藤井さんは「この技術は、当社独自の技術です」と語る。

開発商品「下着爽快プラス超うす型パンツ」

毎日、快適に利用するには、肌のかぶれも気になる。ヘルスケア商品開発部課長の助川裕人さんが、かぶれ対策について教えてくれた。

「尿が長時間、肌に接触することがかぶれの一因となるため、吸水ポリマーや拡散スリットによってパンツに吸収された尿が逆もどりすることを防いでいます。ここには夜用パッドの開発で培った技術を活用しています」

ちなみに、この吸収ポリマーには、尿臭を防ぐ効果もある。さらに吸収体の拡散スリットは、湿気や熱を逃がしやすくする効果もあり、汗臭対策にも余念がない。

外出シーンで利用してもらうことを想定した超うす型パンツは、もちろん、見た目の美しさにもこだわった。スリムなズボンの下にはいても超うす型パンツの線が浮き出るようなことが気にならないように工夫した。

ヘルスケア商品開発部主任の髙石美奈さんは、こう打ち明ける。

「体の部位によって特殊フィルムの伸縮力を変えているのが、このフィット感を可能にしたポイントです。特殊フィルムの伸縮性を少しずつゆるめていく加減やパンツのパターン(模様)を作成するのにとても苦労しました。はいたときに違和感がないようにパターンを変えて試作品を何度もつくり、ようやくこの形を完成させました」

パンツのようなはき心地は、こうした開発者の絶え間ない工夫の積み重ねの結果だ。新商品の開発は通常1年から1年半で行われるというが、超うす型パンツには3年以上をかけたという。パッケージも中高年夫婦がウォーキングする明るいパッケージにして、「外出時の普段着」という利用方法をイメージしやすいようにした。

アテント連続対話CM 10見てください篇

気分が上がる大人のパンツが理想

超うす型パンツを開発したメンバーたちは、さらに理想の「大人用パンツ」を追求し続けている。

「理想の『大人のパンツ』とは、使う人の自尊心を傷つけることなく、その人のQOL(生活の質)を上げられることだと考えています。この理想からいえば、決して現状に満足しているわけではなく、これが最終形だとは思っていません」

そのためには、外部の意見を取り込むことも大切だ。「がんばらない介護生活を考える会」の専門家からアドバイスを受けるほか、エンドユーザーの潜在的な声をすくい上げることにも注力してきた。開発担当者にとっては、思いがけないことを知ることもあるからだ。

「利用者の声が、改良の原動力になることもしばしばあります。超うす型パンツのはき心地をヒアリングした時、『不満はない』とコメントされているのに、大人用紙おむつを隠すようにその上に下着を重ねばきされている人がいることを知りました」

大王製紙ヘルスケア商品開発部で製品の開発検討をする助川裕人さん(左)と髙石美奈さん

予想していなかった使い方だったという髙石さんは、利用者の気分にも配慮した商品開発を考えている。

「利用者の気持ちを考えると、デザインや色を含め、通常の下着と遜色のないレベルまで見せ方にもこだわらなくちゃいけないと痛感させられました。はいたときに気分が上がる『大人のパンツ』をつくることが今の私の目標です」

アテント連続対話CM 12告白篇

みんなの課題を、みんなで解決していこう!

2023年、日本の全人口の半数は50歳以上の人たちが占めると予測されている。地域社会で高齢者を支える「地域包括ケア」は、多職種の連携がかぎだ。支え合う社会だ。その社会の一員として、アテントに関わる社員約280人は、認知症の人たちを支える「オレンジサポーター」の資格を取得し、活動している。

アテントは、オンラインコミュニティー「けあのわ」を運営し、介護で生じる悩みや困りごと、ちょっと聞いてみたいことなどを、みんなで解決していく場を提供することで、介護者、被介護者の支援を行っている。

常識を変える取り組みは始まったばかりだ。連続対話CMの最後の13本目で、草彅さんは私たちにこう呼びかけている。

「よかったら、このハッシュタグで、介護のこと、未来のこと、あなたの本音を聞かせて下さい」

#常識をはきかえよう(Twitterアテントの公式アカウント「アテント@もっといいパンツになる」)

アテントの開発やマーケティングに関わる人たちが、「あなたの本音」にどう応えてくれるのか、ユーザー目線でどう進化していくのか、楽しみに見守っていきたい。

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*アテントの連続対話CM13篇は、アテントの公式サイトから視聴できます。

ご視聴はこちらから

 

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