白内障は手術で改善できる 早めの受診を

加齢によって白髪になるのを防げないのと同様に、白内障も予防することはできません。しかし、白内障は手術をすれば治り、視力を回復させることができる病気です。手術をするタイミングについて、大鹿医師は「本人が不便と感じたとき」といいます。

「白内障でも、生活に不便を感じなければ急いで手術をしなくてもいいでしょう。ただし、見えにくい、まぶしいなど不便がある場合には早めに手術することをすすめます」(大鹿医師)

白内障の手術では、角膜を小さく切開してにごった水晶体を取り除き、水晶体の役割をする眼内レンズを装着します。日帰り手術も可能で、からだへの負担も軽く安全性の高い手術といえます。

また、白内障以外にも視力が低下し、しかも、早期に治療をしなければ視力の回復が見込めなくなるリスクのある病気もあります。

認知機能やQOLを維持するためにも、見えにくさや不調を感じたときは、「年だから見えなくても仕方ない」と考えるのではなく、早めに眼科を受診しましょう。

白内障の手術のしかた

こころがける17_1
角膜を小さく切開する
黒目と白目の境目を、2〜3ミリ程度に小さく切り開き、手術器具の入り口をつくる。
こころがける17_2
水晶体のにごりを除去
水晶体周囲を覆っている嚢(カプセル)の一部を切り取り、内容物を超音波で砕いて吸い取る。
こころがける17_3
眼内レンズを装着
中身を取り除いた水晶体嚢のなかに、眼内レンズを挿入する。レンズはループで固定される。

〈つぎを読む〉認知症の8つのリスクを正しく理解しよう

あわせて読みたい

この記事をシェアする